にきび治療

芦屋柿本クリニック にきび治療

にきび治療

保険診療の近赤外線レーザー+面ぽう圧出でニキビ退治

にきびについて

にきびは男女とも思春期から40歳代までに見られる症状です。皮膚の毛穴に化膿菌が入り膿(うみ)を持って腫れ上がるものです。

 

膿をもったにきびを早期に治すために

近赤外線スーパーライザーを当ててから、使い捨ての針で詰まっている毛穴の部分に小さな穴を開けて膿を出す、面ぽう圧出を行います。保険診療ですし、とてもきれいに治すことができます。

 

拡大鏡でお肌の状態をチェック

にきびも重症になると、皮膚が真っ赤に腫れ上ったり浸出液が滲んでいるような症状に進行していきます。こうなると、毛穴単発のにきびの問題ではなくなっています。当院では、そのような赤ら顔のニキビ肌の方には、まずダーモスコピーという拡大鏡でお肌の状態をチェック行います。

ダーモスコピー拡大鏡でお肌チェック

正常なお肌の表面には皮溝という格子状の溝が走って、肌に十分な水分が含まれています。顔のお肌の荒れている患者さまでも、首の皮膚は白くにきびもなく拡大視すると正常なことがほとんどです(左の写真)。
ところが顔のニキビで荒れたお肌は、表層の皮溝が削りとられて失われ、炎症で赤く擦り切れているのがわかります。毛穴も肌がすりむけた状態なのでむき出しになっています。お顔がかゆくて痛いという患者さんが多いのですが、ケガをしているのに近い状態なので無理もありません(右の写真)。そして、こうなってしまう原因が、洗顔である場合も多いのです。

 

洗顔でニキビのお肌をいじめていませんか?

間違った洗顔を続けていると

皆さんが購入する「ニキビ用洗顔剤」が必ずしも患者さん個人の肌に合っているとは限りません。毎日の洗顔は、ニキビ治療をしていく中で最も大切と言ってもいい因子です。なかなか治らない原因が(過剰な)洗顔にあることも多く見てきました。

 

洗顔の方法について

例えばブラシで顔のお肌を洗っている方もいらっしゃいます。もしすでに傷だらけで赤ら顔のにきびの人がブラシで患部を洗ってしまうと、損傷面がさらに削られてしまいます。そのためお肌の調子は悪くなってしまいます。またネットなどの情報で、「洗顔のあと100回すすぐ」ことを目標にしている方など、極端な美容法をなさっている方もいらっしゃいます。同じく、拡大して見ると傷だらけのお肌であることがあります。

 


洗顔といえば、洗顔剤の選択も大切な要素です

ニキビ用洗顔剤の中には、「肌を滑らかにするため」という理由で、角質を溶かす成分が含まれているものも少なくありません。しかし日本人のお肌は元々とても薄いので、長期間こうしたピーリング作用のある洗顔剤を使っているとお肌に悪影響が出ることがあります。患者さんの中には、長引いているニキビ肌を隠すために一段と濃いメイクを行い、それをまた肌を傷をつけながら強い洗顔で落している悪循環に陥っている方もおられます。

表層が傷つくと、開いてしまった毛穴に化膿菌が入りやすくなります。そしてさらにニキビができてしまいますから、状態はより悪化するわけです。こうした状況の患者さまにはまずダーモスコピーの画像をご覧いただきます。自分のお肌の状態に初めて気づき確認することにより、一緒に治療ができればと思っております。

  • 当院では、肌を傷つけない洗顔の方法や洗顔剤のご紹介、治療期間中のメイク方法を指導します。
  • 肌には自然に治る力が備わっているので、わざと傷つけるようなことをしなければ、お肌の状態は今日からよくなっていきます。

 

にきびの治療はオーダーメイド

治療の過程は処置・処方は人それぞれ

生活上の注意点を理解していただければ、治る環境が整います。医院からは保湿剤と非ステロイドの外用剤を中心とした治療を提案することが多いです。その後の治り具合に合わせて、抗菌剤やその他のニキビ治療剤をミックスして処方します。皆さんが同じ治療ではありません。治療経過の段階ごとに処方は変わっていきます。

 

保険適応の処置

炎症を鎮めてにきび跡を消すためには近赤外線スーパーライザーが効果的で保険適用の治療になります。

 

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