良性の皮膚腫瘍手術
もくじ
皮膚腫瘍の中にはがんであるケースも
当院の皮膚腫瘍の手術について
術後の約1週間は2日おきの通院
悪性腫瘍と疑わられるものは病理検査
がんを発見した場合は連携医療機関へ
皮膚腫瘍の中にはがんであるケースも
当院では良性の皮膚腫瘍の手術を行っています
良性腫瘍
色素性母斑(俗称ほくろ)・アテローム(粉瘤/表皮嚢腫)・脂漏性角化症(俗称老人いぼ)・軟線維腫・毛細血管拡張性肉芽腫・神経線維腫・外骨腫・老人性疣贅(脂漏性角化症)・静脈湖・血管腫・眼瞼黄色腫・脂腺増殖症・皮膚線維腫・アクロコルドン・稗粒腫・ガングリオン
良性腫瘍の症状の様々
おでこや頬にできる白い膨らみ。数年経っても消えることのなく少しずつ大きくなっていく場合があります。そこで来院される方は「イボだと思います。とってほしいです。」と受診される方も多いのです…
悪性腫瘍
悪性黒色腫(メラノーマ)・扁平上皮癌・基底細胞上皮腫・日光角化症・ボーエン病・ケラトアカントーマ(悪性に分類する説もある)・他臓器腫瘍の皮膚転移
2016年から2018年の手術実績
色素性母斑(俗称ほくろ) | 66例 |
アテローム | 27例 (切開排膿症例は除く) |
脂漏性角化症(俗称老人いぼ) | 32例 |
軟線維腫 | 10例 |
扁平上皮癌(悪性) | 1例 |
基底細胞上皮腫(悪性) | 3例 |
日光角化症(悪性) | 2例 |
ボーエン病(悪性) | 2例 |
ケラトアカントーマ(悪性に分類する説もある)2 | 例 |
他臓器腫瘍の皮膚転移 | 1例 |
毛細血管拡張性肉芽腫 | 1例 |
神経線維腫 | 1例 |
静脈湖 | 1例 |
血管腫 | 2例 |
眼瞼黄色腫 | 1例 |
当院の皮膚腫瘍の手術について
- 術後は跡がきれいに治るように湿潤治療をいたします。
- 脂漏性角化症は液体窒素で凍結し、かさぶたにして除去する治療を行う場合もあります。
- 術後は1週間ほどで抜糸いたしますが、その間は2日おきに通院が必要です。
- 皮膚腫瘍の中には、悪性(がん)が疑われるものもあります。
- 悪性腫瘍にはメラノーマ、基底細胞癌、扁平上皮癌、ボーエン病、日光角化症などがあります。
- がんが疑われる場合には、麻酔をして腫瘍の一部を切り取って検査機関に送り、ベテランの先生にお願いして病理検査を行います。
術後の約1週間は2日おきの通院
術後は1週間ほどで抜糸いたしますが、その間は2日おきに通院が必要です。そうお伝えしていても時々、手術終了の直後に「次はいつ来られるかわからない」と言う方がおられます。手術後にも、きちんと通院できる体制をつくってから予約をしていただくようお願いしております。
悪性腫瘍と疑わられるものは病理検査
皮膚腫瘍の中には悪性(がん)が疑われるものもあります。悪性腫瘍にはメラノーマ・基底細胞癌・扁平上皮癌・ボーエン病・日光角化症などがあります。進行の早いものから、ゆっくりなものまで様々です。がんが疑われる場合には、麻酔をして腫瘍の一部を切り取って検査機関に送ります。ベテランの先生にお願いして病理検査を行います。
がんを発見した場合は連携医療機関へ
当院の患者さまでも年間数人は皮膚がんの方が発見されますし、最近は増加傾向にあります。病理検査の結果が皮膚がんであれば術前の写真や病理組織を添えて、連携する大学病院に紹介しております。視診の結果、疑わしい場合も、当院が病理検査をせずにそのまま連携病院にご紹介することもあります。連携する病院は神戸大学附属・兵庫医科大学附属・大阪大学附属・大阪市立大学附属などです。
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